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としおちゃん

2018/12/16
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宴会シーズン。
お金もとぶが記憶もとぶ。
しかし先日は記憶しかとばなかった。
タダ呑みではない。お金が『増えて』いた。

宴会の翌日のこと。こわごわ財布をあけると、お金がある。
ある…どころではない。きっかり2倍になっている。
脱ぎちらかした革ジャンをひろいあげる。
どうやら返り血はついていないみたいだ。

あつめた会費を着服したとか、
レジに手をいれたとか、
いろいろ考えたけどわからない。

警察にとどけるか?
でも「拾ったんですけどぉ」て財布から金をだすなんて奇天烈だ。
そもそも拾ったかどうかの記憶もない。

指から出血…ギターは弾いたようだ。
が、いや呑んで歌えたためしがない。

コホン。
さすがにおばちゃん待たせてるので、お会計をした。
取り出したその万券は上下でふたつに折られ、となりの札にテープ留めされていた。

何かとものいりな年の瀬の候、
ちょっとでも有る気になろうとした、
数時間前の自分に泣けた。
工作員はここにもいた。

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夢ー夜(ゆめぇや)

2018/12/15
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こんな夢をみた。

15歳、走り屋、不良少年。
平日の夕刻、取材をすべく接触。
紺ブレの襟から収まりのわるい襟足。するどい眼つきとともに怪しく鈍光している。

さっそく本題を投げる。
いぶかしげだった少年の表情が自信に満ち、あかるくなる。

「ナナハン、乗ってんスよ。」
自慢のそれを見せてあげる、と向かったさきはレース場。
少年は走り屋ではなかった。レーシングチームの育成選手だったのだ。
そりゃそうだ。夢のなかでも無免は家裁だ。

ひと気のない長屋のようなピットをくぐり、裏手にでる。
立ちどまる私に少年はニヤッとした。銀色のクロスを勢いよく剥がしあげる。
「バサッ!」
まさかの四輪車だった。

私は仕事そっちのけで、少年にきこえるようにつぶやいた。
「いや車でナナハンて…ほぼ『軽自動車』だから!」
きこえているのか芯がつよいのか、少年はナナハンに乗りこんでエンジンをふかした。

原付くらいのボリュウムだった。
日は完全に落ちていた。

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先週のこと

2018/11/25
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しし座流星群を見に出掛けた。
深夜の3時。工業団地。
あたりを眺めるが同志は居ないよう。

深夜のうれしさは文化祭の準備に似ている。
針山をあるくようにそっと、ナイショを重ねる。
この夜をしらずに眠るひとがどれくらい居るだろう。
対岸にみえる町はもう朝かもしれないな。

防寒はコートのみ。寒い。
1時間は粘っただろうか。
ひとっっっっっつも見えなかった。
流星群を見たことがないから、目が流星慣れしてなかったせいだろうか。
動体視力をきたえて次に備えよう。
仕方がないので、この星すべてが、奥から手前に流星していることにして帰った。

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2018/11/21
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コンビニに行く。車を降りてドアを閉めるときパチッとくる。
あぁ今年も来たか、静電気の。
帰宅しても穴にカギあてがうだけでパチッとくる。から帰りたくなくなる。

毎冬おせわになっている、コンビニのおでん。
冷めると困る。いそいそと啜る、口をあてる。
パチッとくる。今年はおでんもだめらしい。
プラスチックの問題はここにもあった。
こんどからお皿、持って行こう。

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穢されたCD

2018/11/20
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いま、CDを見つめている。

銀色の、盤面のほうを見ている。
借りてきたCD、こたつから出たくなくて、
再生機にかけられない。だから見て、いる。

ドライアイが進んで目がかわく。
たまらず目薬をとりにキッチンへ降りる。
目薬をさし、ふたたびCDに目を遣りふと思う。
再生機の方が近かったと。

ボタンを押して尻を洗い流す。窓の外にふと地球をみる。
最後に尻を拭いたのはいつだったかな。

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『予定』更新しました

2018/09/29
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さっき、焼き鳥屋さんの窓のなかに
ラップのかかった『つぼ』をみかけました。
9割9分、秘伝のタレでしょう。
水飴の話をおもい出しました。

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2018/09/12
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歯磨きのとき、
水をとめたら1円の節約。

トイレの水の、
トレードオフに頭を悩ませる。
匂いじゃなく倫理との。

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2018/07/31
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きんぴらが、不味く仕上がった。
いつもぺぺっとつくってるからミョウガないか、
とくに理由をかんがえるでもなく、お弁当につめる。
すてたくないから、食べる。すてられないから、目をつぶる。

そんな包容力がつづくこと数日、
沖縄みやげに『ちんすこう』をいただいた。
きになるお味は『雪塩』とのこと。
なるほど、あまからの宝石箱はかざり気もそこそこ…美味しい。
甘いボディーに甘味を盛るところ、今回は

…あ。
ここで日曜のキンピラがフィードバック。
砂糖いれてなかった。

ちん◯こうの礼もそこそこに、帰宅。冷蔵庫をあける。
たっぷりのザラメと、ちょっとバター。ツヤプルのきんぴらにメイクアップ。
ごめんねキンピラ、おれ…きみのこと見れてなかった。
そして…ありがとう、ちん◯こ◯。

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たとえば三角巾とか包帯にも

2018/07/30
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さっきまで街にいた。
友人の演奏をきいていた。

月曜にイベント?
そうきっとフェイクにちがいない。
だって、きょうは私の誕生日。

昨日、さそいをうける。
やけに急だな、とおもう。
でもしかたないか、明日は誕生日だもの。

タスキを買いにいく。
『主役です』のタスキ。
ひとしきり、サプライズに驚いたあと
「いやぁ恥ずかしくって汗出てきちゃった…ちょっと一枚ぬぎます」
と芝居して、ぬいだらしっかり主役のタスキ、というながれ。
この件はむかし、いちど成功している。
つかいまわしは不本意、だがしかたない。
だって誕生日だから。

そして今日。夕方はやめに帰宅した。なんならシャワーまで浴びた。
タンクトップにタスキをまとい、黒色のTシャツをかさね、街にくりだした。
会場では演奏がながれていた。どうせ幕間とかMCで呼ばれるのだろう。
悪目立ちなんてしたくないが、誕生日のさだめだ国民のためだ、覚悟をきめてTシャツのなかに手をいれた。

…結局そんなサプライズはなかった。話題にすらあがらなかった。
カウンターでちびちび飲っていると、べつの友人から、おめメールが来た。携帯をカウンターに置きっぱにして、皆にみえるようにしようかと画策した。
…しかしそんな勇気はない。だいいち、きょうは私の誕生日でなくライブの日なのだ。
演者を敵にまわすと後がつづかない。ここはアフタートークの奇跡に賭けた。

30分後。ふらない雨に顔をぬらした帰りみち。
台風のおとしものか、夜の国道はやけにすずしかった。
でもなぜかしら、肩から腰にかけてレジメンタルにあたたかく、おかげで風邪をひかずにすんだ。
こんどから常時、携帯しよう、そうおもった。
エブリバディたすき。

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母と子

2018/07/29
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「坊や、グーをだしてごらん。親指だけをうえに立ててごらん。」
「ん…と…、できた!」
「このポーズ、なんて言うかわかるかな?」
「生いいね!」
「にっ二次元発!」

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