嘘でもいいからsushiだと言って

2010/01/30

春のそれみたいな
強い風が吹いていますね。

「うぅむ実に素晴らしい。さすがピカソだ。じゃハイ、一億円。」
でもそれは複写だった。

私がいま使っているギター、
額としてはさして大きくもありませんがin the world、
私は割と大切にしています。
私が珍しく大切にしてるんで盗難保険を勧められます。
でもそれは違います。これがいいんです。

ものというやつは時に生意気で、ひとの重い思い想いを背負います。
もの、が無機質なだけにやたら引き立てられてますメモリ。

これ、とゆうても別に
製造ラインの中で生まれたイレギュラーがこいつに有るとかこいつだけの木目とかステキ傷とか、そんなもんわかりゃしません。
そこじゃなくて、

私は一億円のピカソを買った。
らんらん。
一億円のピカソであろう絵に、この人はらんらんした。
そこにはこの一個人のオモイが入っていますね。

じゃ死の床でもしも明かされたら「ダンナそれ、複写でっせ」。
「私はこの『絵』に抱いたらんらんを買ったのだ。もう十分愉しませてもらったよ。」
そこまで言えたらアンタこそ『本物』です。ドウゾ逝っちゃってください。
でもねえ。額が額だからねェ~。

本物とはどういうことなのかを、ずっと考えている。