母は言った「わたしは祖母だ」

2011/10/16

(つづき。)

ところでわたくしギターを弾くために、爪の長さには気を…まあまあ遣うのですが、
純真無垢な少年ダニエルを殺人兵器に仕立てたミヤギさん的に言うと
左手ふかづめ
右手ながづめ
なのです。
この右手の『なが』さがポイントで、これを誤るとそれこそ『ツメが甘い』ということになっちゃうわけで(えへへ)。
以前は割と長めに残してましたが今は違います。
音の好みも勿論、有るのですが何よりも気にしてるのが
『指肉メインのタッチに慣れておかなければ、この先大変なことが起こる』説。勿論自説です。

皆さんはダーウィンの進化論をご存知でしょうか?私は知りません。
かいつまんで言うと、私たち人間の『武防具』は衰退し消失する可能性を孕んでいます。
髪の毛などの体毛、歯、そして爪。
ネズミが太古のものよりずっと小さくなったという論と同様、私たちはこれから来るであろう食糧危機及びエネルギー問題の中で『進化』を余儀なくされ、既に不要のフラグが点滅しているそれらは所詮、蛋白質の遊びとみなされてきます。そして衰退に先立って、ファッションやひとつの表現活動として爪を剥がす、又はウオノメをやわらかくするあのバンソウコウを貼ってそれを軟らかくさせる若者が街にあらわれ始めます(ついでに言うと自家用自動車も低人数用、1人用が出て参ります)。
咀嚼機能を省略した所謂『グレイ』と呼ばれるあの(これもあくまで空想の域を脱し得ないが)宇宙人的顔つき、かんたんにゆうたらガリガリのアゴを想像していただけると分かり易いと思われます。
つまり私たちはああいう風にして未来、合理・簡略化され、その結果爪を失うわけです。

冒頭に戻りますが…そうすると(『そう』に441文字も費やしました)ギターを弾くとき、今度は本当に指肉しかないわけです。その頃になってくると寧ろ昔を懐かしんで付け爪や掌上でメモをとるとき用のプラ板などがアタッチメントとして商品化されるでしょう。いやキリがないのでもうやめましょう。

そんなこんなでギター演奏とご縁の深い爪なわけですが、これを短くしたことによりキーボードが打ち易くなり億劫さが減り、こうしてブログで皆様と交流を深めるきっかけが増えた、そんなタナボタもいただくことができました。有り難い事です。

ここまで媚び諂えて何が言いたいかというと、来月19日の演奏会来いよというお誘いなのでした。ちゃんちゃん。