母川の空

2025/01/13

あなたの空がきれいすぎるから
私は絵の具をぶちまけました
いちどは濁り 澱んだけれど
すぐに微笑み 桃色が洗う

誰かの家のソーラーパネルに
まあるい月が映ったら
私は帰ります 私のまちに
汽車のなか あなたの寝息を吸い込みながら