ポッケから
千円はっけん
うれしいな
ご閲覧有り難うございます。
通帳を眺めていると昔を思い出します
親がつくってくれた郵貯口座、定期貯金のページに
私のお年玉はありました
今も昔もわたくし
金が留まらない体質でして
通帳を眺めながら
「いつか解約してやるぞコノヤロウ、俺の金だ」
と目論んでいたし、実際、親にも宣言していたのですが、そんな中いつも気になっていたこと。
通常の預貯金には定期的に利息がつきますよね。しかし更にときどき、ちょっといい額のおくりものがつくこともあります。
それが『元加利子(がんか・りし)』。
しかしわたくしまだ
7の段がまだ心細いおとしごろ
それが利息とはつゆ知らず
『もと・かりこ』さんだと
思っていたのです。
ああなんたるや加利子さんはいま
既に昔の加利子さんではなく
結婚か、帰化かなにかで
昔は加利子さんだった
に、なってしまったのです。
たぶん、中村イレーヌ加利子とかでしょう。
そんな加利子さんがなぜか
広島県の小街にすむ私のところへ
ああ何とファンキーなことか、ちょっといいお菓子とか買えちゃいそうな額の寄付を、ときどき、してくれているのです。
ああ加利子。あんたは誰だ。
まてよ小野妹子とかの事例もあるから女性とは限らないぞマ・マ。
という、一人豆腐に向かい、押し問答を、していた。
そしてその後わずか数年のうちに、定期貯金はみごと
知恵のついたクソガキ(まだ毛も生えていない)ご本人によってご開帳され、「金は増えない、減るのは簡単である」という、資本主義経済の超基本的な原則をクソガキに教えるのでした。
ここまで記して、はじめて思い出しました。
そう言えば局員さんも、怪訝そうにしてたなあ。
あれってやっぱり疑われてたんだよなあ。
千円、定期入れてきます!