ひとは毎週、進化する

2013/01/28

悪寒をおぼえてこりゃ、いかん
薬局で葛根を漁る私です
ジャガイモのなかからやっとこサツマイモを見つけ出し、更にレジの手前でいかめしい装丁の栄養ドリンクを手に取ります
値札と成分表のあいだをラリーしておりましたら
薬剤師じゃないと言えば嘘になる様な、しかし嘘を知らなさそうなみた目のお兄さんがよって来て
風邪ですかそうですか、だったらこっちの方が~とすすめてくれました
私はつとめて平静を装いながら伺ってたのですが、お兄さんの間髪に呼応した様に
「じゃ、それをもらおうか」
と少し雲の晴れたような顔で、左手のドリンクを棚に戻しました

身につけるものすべてに名前をかき
居をかまえる町のすべてをマップし
金太郎飴の額には『肉』としたためてから口に入れる
気難しくて我儘な私が
右と言えばやや右を行き
好物は最後にまわし
ほめられれば五円玉のうしろに身をかくす
天の邪鬼な私が、たとえ言ってみたかったことばのひとつだったとはいえ
そのような手放しの日曜日とは
(自分としましては)けっこう驚かしいものがありました

ひとって毎週まいしゅう、進化していくものなんですね。
二足歩行が良いか悪いかはさておいて
また、来週がたのしみになりました。

もっと小さな単位で、いろいろ感じられたらいいなあ。