「おいじゃんじゃん持って来い!
水ならいくらでもある!!」
Boys, be 芋煮シャス
きんぴらの材料を切っていて
あれ、知らんまに指切ってる。
全然いたくないのになんでだろう
まさか山蛭か!?
ここが都会のジャングルであることを思い出し、あらためて傷をよく見る。
なるほどそう言えば確かに、患部は左手、人差し指、第一関節のよこっちょ部分。曲げたときにできる、シワの終点。
どうやって切ったのか考えるだけでも楽しい、そんなマニアックな箇所。
きっと啄木ですら、手のここは見てないであろう。
そうかきっと、あれだ、親に期待されない子どもが自尊心を持てず
「期待されない落ちこぼれ」た方向へと自らレールを敷く、あの感じ。
わかるわかるよ指の傷。お前はどうせ目立たない。
だから痛みなんてない。そもそも存在自体がない様なものなのだから。
いたたまれなくなって、そっと口づけた。レクイエムをささやく唇で。
そこでおかしなことが起こる。
血液の、あの鉄の味がどうしてか、感じられない。
指の云々でなく、まさか私の感覚に異常が!?
こうなるともう、立場も分別もない。
すがる様にして先ほどの、指をみた。
血ではなく唐辛子だった。
感覚は辛みという衣をまとって、そのあとしっかりやってきた。
ううん辛いからじゃない。嬉しいから泣いてるの。
まあまあ好きな気持ち
台風の心配がなくなったので
植木鉢を外にだした
鉢受けなんて使ってないので
勿論、そこには水溜まりができていた。
放っておいても乾くのだけど
丁度、ソックスに穴が開いたので
拭いてみてびっくり
このお水、ほんとにお水だ。汚水じゃない。
そうかきっとこの土は踏み固められて
一定量の泥を、出してしまった
さながらここはめちゃでかい自然のフィルター(漂白剤不使用)
植木に茶っ葉とか、コーヒーがらとか撒くのって
そうかそういうことだったんだなと納得
納得しながら二本、三本と
鉢をどかしてあらびっくりやまと
やっぱりさっきのウソ、なしなし
普通に茶色い水だった。こいつが一番古株なのに(木だけに)。
まぁ、なんて言うか。
これはあれだ、悪い見本だ。
て言い乍ら尻を払う体育教師
こういう、なんともいえない気持ち。生煮えた様な。
こういう気持ち、まあまあ好きだ。
ABK(あほぼけ★かす)
先ほどのできごと。
OSC(お寿司)
が食べたいと思い、でも野菜を買わなきゃ、と取り敢えずスーパーへ。
入るや否や蛍が光った。
奥のお惣菜コーナーで中の良さそうな中年のご夫婦を見かける。
日曜の22時はレジャーの帰路か法事の帰りか、すこし疲れたご様子。
あれかこれか、と箸をのばすご主人に奥様は言った。
『なんでも好きなもの食べていいよ。』
それは曲中、一度しか出てこない、短いけど綺麗なフレーズの様だった。
自由という言葉はそのままでは少し青い
周りを気遣い乍ら両肩削がれたくらいが現実で、
だから素直にそれはうれしいと思う。自由が、じゃなくて許された、というこの感覚が。
曲名で言うとレットイットビー。
私も便乗して総菜を買ってしまった。
既にお寿司は蛍光灯の真下を、お皿にのって飛んでった。
スーパーを出ると
前を走る車がそのご夫婦だった
住宅街の手前を、慌てたように左折するご夫婦。少し見送る。
丁度行きしなには
「方向指示器をつけるタイミングって、人のなにに関係しているのだろう」
なんてロマンちっくなことを考えていたから、これには自分の頭を挟んでしまった。
ところで『お寿司”が”食べたい』って、
あらためて考えるとなんか変。
『あの子がほしいと言った』
『古い市松人形が可愛いわねと喋った』
さっきまでねてたのにまた眠い
これは夢遊病を疑わなければいけないレベル
歯医者に歯ぎしりを疑われて自分の寝姿を撮ってみたけど
またやるのか。なんか映ってたらやだなあ。
Untitled
グーグルによれば明日は祖母のたんじょうび
生きていれば ね
じゃあ今日は曾祖母のたんじょうびでいいや
正解は墓石の横だけど
グーグルにはお世話になってるけど
知らない人の『生誕○○○年』には×押してしまう。
何だか昔を思いだした。
バス停で大谷くんが怪しい宗教家に掌をかざされて
「力を感じるでしょう、大谷くん?」
と言われて、大谷くんびびった。何でなまえ知っとんですか。その視線(斜め上)はさながら、牢屋でヴァイオリンつくってる人だった。
神の化身は言った、「だってカバンに(名前)書いとるじゃん」。
そう我々は遠征試合の帰りの中学バスケ部だった。運賃も乗り場の番号も知らなかった私たちをその掌で転がすのであればそこは「…前世のうんたらかんたら」ゆえば良かったものを。その宗教家ったら宗教だけあって正直だな!見直した!初対面だけど!!
宗教家は嫌いじゃ有りません。
手放しではないが親近感すらおぼえるし、自分の方があやしい時すら有ります。
いとう
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