Author Archives いとう優歌

君がくれたもの

2018/02/27
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君がくれた、たくさんの袋、おしぼり。
水面をいろどるたくさんの硬貨は通貨としてこそちいさいが、枚数がやけにおおい。

僕がそこでながくすごしていたことを証す、白くてながい紙。
ところどころ黒が差している。

世界じゅうの夜光虫をつめこんだショウルームは
夜という路地をぬけてきた泥を漂白してしまう。
あるものは用を足し、あるものは退屈を求め、
またあるものは湯気のたつ小籠包に辛子と酢醤油をつける。

君がくれたもの。
かわらない挨拶とポイント。

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間違え易い男

2018/02/12
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事実上の『お見合いパーティー』みたいな会にて
男女が交わす言葉の一端
「お若いんですね、自分なんてすっかりオジさんでハハ…」
「でもあたし、年上がタイプなんですよぅ。」
「じゃ相性いいかもですね!自分も年上がタイプなので」

そんな会に行ってきた、と
異性の友人に報告する男
「…で参加した飲み会が実はお見合いパーティーでして」
「えーショック!キミにはそうゆうトコ、行ってほしくないなぁ。」
「じゃあ貴方、私とお見合いしてくれるってゆうんですか」

間違いは誰にも起こる。
間違えずに生きることは不自然だが
間違えずに生きようとすることは自然な営みだ。

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2018/02/08
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珈琲屋さんで牛乳を注文してみたが、
そこは普通に牛乳だった。
自分の甘さを痛感した。

2月。乳搾りの春はすぐそこ。

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2018/01/13
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おとなになったら
わたし と言うこともふえたけど
あたし とはまだ言ったことがない。

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年末年始、よもやま話

2018/01/08
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年末年始を里ですごしました。

コーディネートに困るくらい滞在してたので方言とか、復活するのかなぁ、と淡く期待してました。
同窓会で再会したあの娘が独身、くらい期待してました。
でも実際はパーツパーツ組み合わせて喋る自分がおり、さながら習いたての英会話のようでした。
あいむふぁいんせんきゅーえんでゅー。

ふくらはぎの筋肉痛がやっと引いてきました。移動が嵩んだせいではありません。
箱根駅伝を見ている父を見ていて「オッサン臭い!」といい乍ら、
自分も興奮したのでしょうか、気がつくと踵の上げ下げをしてたようで、そのせいです。

級友でちいさく集まって酒を交わしていると、
全員が眼鏡であることに気付き、目尻から汗が出ました。
拭うあいだの眼鏡置きに給仕さんのお顔をお借りしようとしましたが、
2/2の確率でこちらも眼鏡でした。鯖江に足向けて寝れませんね僕たち(わたしたち)。
卓上の刺身が『タタキ』になってたのは成る程、みんなのレンズがプリズムしたのね。

徳島に戻った足でジローズバーに行くと書き初め大会やってました。
久しい筆の感覚に慣れようと下書きしてたら本番では集中力と墨が切れてしまい、
結果として私の出展は、下書きの『蜂須賀』になりました。

このときの悔しさをバネにいま、自宅で筆ペンを走らせています。
とは言え後悔、蜂に須賀ず。
そもそもあらたまって目標たてる日なんて、浮気なもんです自分。
1/1の年始にはじまり1/10が『いとう』の日、4/1は年度始め、そして7/30に誕生日。
毎日がスペシャルなのは素敵だけれど、全方向100%では下書き倒れも甚だしい。
思いついた時だけガーってつくる砂山癖、平らに均していきたいものです。

「わぁ正月といとうの日と年度始めと誕生日が一緒に来たくらい嬉しい!」

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新年ごあいさつ

2018/01/02
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みなさま、
明けましておめでとうございます。

わたくしは年おとことなりました。
12年まえにも1回なったんだからべつにいいのに、
とはいえ貰えるものは無下にしないのがいぬのきもち。
残飯からビタワンに、ペディグリーチャムにLvUPできる(キャン)よう、
自尻のにおいを嗅いでくるくると、足をとめずにドーナッツする決意です。
おあとがわるいので去ぬこととしましょうかね。

ちなみに今年の初夢は
『マウスパッドをはみ出してるデスクワークのおっさんに指摘をするも、これでいいのだと憮然とされる』
でした。

だれにも遠慮せず、だれにも求めず
はみ出していこうと思います。

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