boys,go home without sideway(少年よまっすぐ帰れ)

2013/05/13

昨日のこと。
近所のジェラ屋に足繁て、その帰りみち。
アイス、ペロペロしておりましたら少年が道を尋ねて来た。
日曜の昼下がりだから、てっきり福音書をそら読みする少年かと構えたが。

聴くと少年、○○小学校への『ルート』が分からない、と。
私は即答した、それ君の小学校じゃよね?と。
5月の日曜の昼下がりだから、少年には悪いが熱中症を疑った。
話を統合するに、『鬼』から逃げてる内に不慣れな、通学路と反対の、この辺りまで来てしまった。
逃げ過ぎて…仲々、十代してるじゃないか(8歳でしたけどね)。

交差点で背筋を伸ばしてじっと待つ少年は実に礼儀正しい。
私はふと気になった。この画のままでは私が少年からアイスを奪い取ったモラトリアムの剛田武に見えるじゃないかペロペロ、と。
食べる?と差し出した。しかし少年はやはり、丁重に断った(まあ食いさしや、要らんよな)。
道中、少年は色々な話をしてくれた。学校で読んでいる本のこと、今日遊んだ上級生(彼を見捨てた戦犯)のこと。
しかし私は、まさか自分だけが貪る訳にもいかないアイスが、溶けないか溶けないかと必死で見張っていたのだった。

私の視野に小学校が入って来たころ、少年の電球もチカチカっ、とし始めたらしく、2人はお別れをした。
私は言った。「まお兄さんもずっと『いきかた』が分からないんだ。」少年は聞いていなかった。

コーンの底から元アイスをチューチューし乍ら、否待てよ『お兄さん』はなかったよなお兄さんは、と反省した。

ところで我々の福音書こと『BOYS BE…』を散読してきて思うに、
ここで言う『大志』とは『エロ』のことで良いのでしょうか。
否若しくは、そう思ってしまう私のアンビシャスがまだまだ足らないのでしょうか。