お月さんがきれいだと
見上げたら、LEDだった
くらっとした。
Read Moreほくろがおっきくなって
なんかしかも、ちょっと痛い。
こりゃ祟りにちがいないと、皮膚科をたずねた
国道沿いのきれいな建物。
患者はひとりとおらず、医師は奥で寝そべっていた。
まもなく診察室にとおされた私は、ほくろを診せた。
医師は言った。
「あぁ〜、これはほくろですね。」
仕方がないので私もオーヴァーに納得しといた。
診察は1分で終わった。
問診票はこと丁寧に書いて5分くらいだったから、
このお陰で時短になったのだと、1000円払いながら、誇った。
心配したような病気でなくてよかったと言いたい。
ただ、病院たるもの、もっと混んでいてほしかった。
置いてある読み物に目を通すのが好きなのだ。
その昔、いい感じになった女性とはじめて居酒屋に行ったが、客がいなかった。
いい感じの話もろくにできず、呑まずに食って帰った。
すぐにその店は潰れた。私もそのひととは離散した。
混んでて待つのは悔しいが、カウンタから前のめって注文待たれるのもなんか所在ない。
ひとりでいると寂しいのに、ひとといるとひとりでいることの懐かしさに心がにじんでくる。
冬は火燵でアイスを、夏は赤からで鍋を求める。
愛すべき人間とは実に生身なものである。
これをなんと言う。中庸か?
いずれにせよ、私の首のうしろで肥大する焦茶色のそれは、
『ほくろ』
だということが分かった。
今夜はきっと、ほくろに圧死させられる夢を見るだろう。
違いを、認めあい
共生を、高次元で実現
とは、言っても
何にでもショウユかけたがる
わたしは、そうゆう、人間ですよ
今更、この狭い額の上で
いったい何匹が踊れるでしょうか
猫又の夜は
ふけてゆきます。
コーヒーとか血とか水とか、
いつもの飲み物ならもはや
中身より気になる、器の口当たり。
いまだ100点のやつに出逢えてないので
ビールは中瓶までならラッパで飲む。
自宅にも小瓶をケースで置いている。
今年の夏も暑かった。
自分はいまさら?ハイボールにはまった。
ソーダの小瓶もケースで置くようになった。
風呂あがり、ソーダ飲みながら寝室に行くと、
枕元のウィスキーと目が合うこともある。
そんなときは面倒になって、ちょっと飲んだソーダ瓶にウィスキーを注いでいた。
それも8月には面倒になって、口の中でつくるようになった。
9月。
ついに胃の中でつくるようになった。
いや、しかし、こうなることは薄らわかっていた。
飴のひと粒も舐めきったことのない自分である。
ただここへきて、10月の飲み方よりも気にかかるのは
レモンはいつ、どうしよう?ということである。
「レーモンー、は、どーおーしぃたー?」
Read Moreえーなになに、「蟹味噌高等専門学校1年の皿 われ子と言います。ちょっと早いけど(遅いけど)バレンタインのチョコ、受け取ってください!直接渡すの恥ずかしいし、真夏なので、ご実家の冷蔵庫に入れておきますね!」
Read Moreこのあいだ、六本木の有名なクラブで踊ってて
さあ帰ろう、となったとき
荷物がなくなってて非常に焦った。
というのも私はスカートだったのだ。
コスプレしてきてね、と言われて
東京モンになめられまいと、
設定したテーマは「なんかへんだぞ」。
帽子から靴までビシッときまっている
ただしJKスカートをはいている。
カウンターで寂しそうに、生のラフロイグをちびちび飲っている
ただし、スカートをはいている。
名刺を差し出すと簡単なマジックで突き返された
この店をまるで社交の場と考えていない。スカートさえなければ。
スカートをはいてスラックスを探す私、当初のテーマもなし崩し
これこそまさに「へん」なのだが、所詮は田舎者
東京られまいとして食いしばって、
しかし立ち止まってしまっては東京の濁流にのまれた。
スカートをはいてスタッフさんに突っかかる私
しかし、スカートなんである。
本当に滑稽で、きっと誰も笑えなかった。
そりゃケバブ屋の外人さんも困惑するわ。
また新たな日本人観(Japonism)を生んでしまった。
男性諸君、スカートってファスナーついてるんですよ。
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