あかりと聞いて照明を
おもい出さないひともいる
だれかを大切におもうことは
その名前それを構成する単語が
べつの意味をもつ ということでもある
かつて意味をもっていただれかの名前が
夕焼けのように夜にとけてゆくのを感じながら
家々のあかりがゆれはじめたことに
いまさら小さくおどろいている
午前2時半
踏切のない高架の駅前
自宅に面した国道から
「バカヤローーー!!!」
と、男の声。
都合、2分で6回。
いわば10秒おきに
「バカヤローーー!!!」
と、男の声。
このまちに住んで4年。
自宅に面した国道を示して
「号線」
としか言えないことに、
イチモツのさみしさをおぼえていた。
ヤバい が辞書に載るように
給与が電子になるように
レガシーをはじめよう
【バカヤロー通り】
と、名付けよう。
このまちの人々は、
バカヤローとは言わない。
このひともレガシーだ。
ハラスメントが怖い。
ハラスメントされる、のでなく、してしまうことが
(harassmented > harassment)。
10年前の日記に「次は何ハラ?」としたためていた。
自分の先見性が惜しい。株券買っとけばよかった。
ハラスメントが怖い。
“いじめ”が受動態である以上、いつだって言動はちょっぴり汗の味。
まさにハラハラ。
「だってぇ裏腹にぃ〜」
えっなにハラ⁉︎
デジタルあるある
写真は数パターンずつ撮る
これがわからない私は無粋なのだろうな。
朝の鎌倉をあるいていたら、陽気な黒人に声かけられた。
大鳥居をバックに撮ってください、とスマホをわたされて。
私カメラ長い。中学生からさわっている。
だからそれなりに自負、ある。
案の定撮れたんだ。ベストショットが一発で。
まあモデルが良いしね!(インバウンドインバウンド)
どうかな?とスマホをかえす。
彼は「…イイとおもいマス!」そっか、よかった。じゃあね。あ、スィーユゥ。
さわやかなひとだったな、スタイル良いし、おしゃれだし。
ふり返ってもういちど、鳥居のほうをみた。
彼は他のひとに声をかけ、もういちど、おなじポーズで鳥居の前に立っていた。
夜の鎌倉を山本さん(幼馴染)と歩いた。まぶたの腫れも引いていた。
そしたら朝の彼がいる。人気のない路地を、こちらに来る!
うわっ気まずい。
山本さん「おい見てみい、めっちゃおしゃれな外国人がおるで!」やめてマジで。
めっちゃおしゃれな外国人がいてもいいじゃん。ここ地球なんだし。
不良と廊下で出くわしたとき、壁に向いて直立のやつ。あれちゃんと需要あるんですね。