交通事故に遭いました。
信号待ちをしとったら、目の前でくるまと、くるまが。
唖然としてたのと、たぶん怖かったんでしょうね、かるく1分はただ、目で見てました。
そのかん頭はどこか暇だったのでしょう、えっ、とか、どうしよう、ここで行ったら出しゃばりかなあ、みられて恥ずかしいなあ、でもこれが大地震なら、もし誰も行かないならこの人たちどうするんだろう、あっくるま動いた、とか、行ったら絶対遅刻するよなあ、今月2回目だなあ、でも理由が理由だから、などと会議室でうんうん、いうてました。
けがの確認と声掛け、車外退出、救急と警察。
ほとんどあとからきたひとに投げちゃったんですけど。
見ただけなのに見てたふりするのも疲れるし迷惑だろうからある程度は仙人のポジションでおりましたが、なんどもマイク向けられてる内に口が開いてしまうのを怖いと思いました。嘘でもこたえを言ってしまいそうな。数字を言わなきゃいけないような。とても怖くなりました。
救急車が去っていくのを見ながら、あ、やっぱりくるまなんや。と思いました。
そうすると道路のうえでこの軽車と救急車の違いなんてないんじゃないか。
パトカーも自転車もやってきて傷口が処理されているのを俯瞰して、自分もバイクで去ってゆきました。
夜の山脈にみた、乱発する雷がフラッシュバックしてました。
これは誰かに打ち明けないと辛くなる、と思い、鈍重になった滑舌にむち打ってひとに話しましたら、多分『救助した』ということなんでしょう、
『えらい』
と言われました。気持ちはわかりますが悔しくて泣きそうになりました。
朝10時の交差点は忙しくて魔法にかけられたようでした。すこしだけ立ち止まったものの、間もなくかさぶたは剥がれ落ちてゆきました。
大きな怪我がなくて良かったです。
大きな怪我がなくて良かったです。
いま。
外では猫が発情しています。
ちょっとうるさいです。
健さんの台詞よろしく「ホテルでやれ!」ゆうときました。
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