Author Archives いとう優歌

ギリギリNew Year

2025/01/13
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あけましておめで(とう・たくのう)ございます。
あけましておめでございます。

今年の抱負は〇〇です。
→へぇ。ときに抱負って何ですか?
 →大きい声で単語を叫ぶことです。
…とならないようにしたいものです。

某運動着会社が提唱する『Just do it』、私もこの言葉になんども勇気を貰ってきましたが、
これを『Just “about to” do it』とするとアラ不思議、
『今やろうとしてたのに!』へと化けてしまいます。
世界中ののび太がママと交わす言葉の、挨拶に次ぐ最頻ワード。

ドラえもんの第一話。
のび太の将来の花嫁を変えようと提案するドラえもん達に対し、
「相手が変わるとセワシくんが産まれないことになる。」と危惧するのび太。
これに対しドラえもんが交通手段の例話をします。
「どの乗り物を使っても、方向を間違えなければいい。」

アバウトでもチャバウトでもいいから、目を逸らさないこと。
いま、眉山の樹に西陽があたり、東に影をつくっています。

低学年の時点で、このドラえもんの受け答えはちょっと強引だろ…と感じていました。
遺伝子提供のこと言ってます?少年誌の守備範囲エグいな。

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母川の空

2025/01/13
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あなたの空がきれいすぎるから
私は絵の具をぶちまけました
いちどは濁り 澱んだけれど
すぐに微笑み 桃色が洗う

誰かの家のソーラーパネルに
まあるい月が映ったら
私は帰ります 私のまちに
汽車のなか あなたの寝息を吸い込みながら

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家路

2024/11/04
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あかりと聞いて照明を
おもい出さないひともいる

だれかを大切におもうことは
その名前それを構成する単語が
べつの意味をもつ ということでもある

かつて意味をもっていただれかの名前が
夕焼けのように夜にとけてゆくのを感じながら
家々のあかりがゆれはじめたことに
いまさら小さくおどろいている

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ストレンジ・ストリート

2024/09/26
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午前2時半
踏切のない高架の駅前
自宅に面した国道から
「バカヤローーー!!!」
と、男の声。

都合、2分で6回。
いわば10秒おきに
「バカヤローーー!!!」
と、男の声。

このまちに住んで4年。
自宅に面した国道を示して
「号線」
としか言えないことに、
イチモツのさみしさをおぼえていた。

ヤバい が辞書に載るように
給与が電子になるように
レガシーをはじめよう
【バカヤロー通り】
と、名付けよう。

このまちの人々は、
バカヤローとは言わない。
このひともレガシーだ。

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ハラスメント・ハラスメント

2024/05/04
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ハラスメントが怖い。
ハラスメントされる、のでなく、してしまうことが
(harassmented > harassment)。

10年前の日記に「次は何ハラ?」としたためていた。
自分の先見性が惜しい。株券買っとけばよかった。

ハラスメントが怖い。
“いじめ”が受動態である以上、いつだって言動はちょっぴり汗の味。
まさにハラハラ。

「だってぇ裏腹にぃ〜」
えっなにハラ⁉︎

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ひとってみんな、優しいから

2023/06/04
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デジタルあるある
写真は数パターンずつ撮る

これがわからない私は無粋なのだろうな。
朝の鎌倉をあるいていたら、陽気な黒人に声かけられた。
大鳥居をバックに撮ってください、とスマホをわたされて。

私カメラ長い。中学生からさわっている。
だからそれなりに自負、ある。
案の定撮れたんだ。ベストショットが一発で。
まあモデルが良いしね!(インバウンドインバウンド)

どうかな?とスマホをかえす。
彼は「…イイとおもいマス!」そっか、よかった。じゃあね。あ、スィーユゥ。

さわやかなひとだったな、スタイル良いし、おしゃれだし。
ふり返ってもういちど、鳥居のほうをみた。
彼は他のひとに声をかけ、もういちど、おなじポーズで鳥居の前に立っていた。

夜の鎌倉を山本さん(幼馴染)と歩いた。まぶたの腫れも引いていた。
そしたら朝の彼がいる。人気のない路地を、こちらに来る!
うわっ気まずい。
山本さん「おい見てみい、めっちゃおしゃれな外国人がおるで!」やめてマジで。
めっちゃおしゃれな外国人がいてもいいじゃん。ここ地球なんだし。
不良と廊下で出くわしたとき、壁に向いて直立のやつ。あれちゃんと需要あるんですね。

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