雑記

穢されたCD

2018/11/20
/ / /
Comments Closed

いま、CDを見つめている。

銀色の、盤面のほうを見ている。
借りてきたCD、こたつから出たくなくて、
再生機にかけられない。だから見て、いる。

ドライアイが進んで目がかわく。
たまらず目薬をとりにキッチンへ降りる。
目薬をさし、ふたたびCDに目を遣りふと思う。
再生機の方が近かったと。

ボタンを押して尻を洗い流す。窓の外にふと地球をみる。
最後に尻を拭いたのはいつだったかな。

Read More

『予定』更新しました

2018/09/29
/ / /
Comments Closed

さっき、焼き鳥屋さんの窓のなかに
ラップのかかった『つぼ』をみかけました。
9割9分、秘伝のタレでしょう。
水飴の話をおもい出しました。

Read More

Untitled

2018/09/12
/ / /
Comments Closed

歯磨きのとき、
水をとめたら1円の節約。

トイレの水の、
トレードオフに頭を悩ませる。
匂いじゃなく倫理との。

Read More

Untitled

2018/07/31
/ / /
Comments Closed

きんぴらが、不味く仕上がった。
いつもぺぺっとつくってるからミョウガないか、
とくに理由をかんがえるでもなく、お弁当につめる。
すてたくないから、食べる。すてられないから、目をつぶる。

そんな包容力がつづくこと数日、
沖縄みやげに『ちんすこう』をいただいた。
きになるお味は『雪塩』とのこと。
なるほど、あまからの宝石箱はかざり気もそこそこ…美味しい。
甘いボディーに甘味を盛るところ、今回は

…あ。
ここで日曜のキンピラがフィードバック。
砂糖いれてなかった。

ちん◯こうの礼もそこそこに、帰宅。冷蔵庫をあける。
たっぷりのザラメと、ちょっとバター。ツヤプルのきんぴらにメイクアップ。
ごめんねキンピラ、おれ…きみのこと見れてなかった。
そして…ありがとう、ちん◯こ◯。

Read More

たとえば三角巾とか包帯にも

2018/07/30
/ / /
Comments Closed

さっきまで街にいた。
友人の演奏をきいていた。

月曜にイベント?
そうきっとフェイクにちがいない。
だって、きょうは私の誕生日。

昨日、さそいをうける。
やけに急だな、とおもう。
でもしかたないか、明日は誕生日だもの。

タスキを買いにいく。
『主役です』のタスキ。
ひとしきり、サプライズに驚いたあと
「いやぁ恥ずかしくって汗出てきちゃった…ちょっと一枚ぬぎます」
と芝居して、ぬいだらしっかり主役のタスキ、というながれ。
この件はむかし、いちど成功している。
つかいまわしは不本意、だがしかたない。
だって誕生日だから。

そして今日。夕方はやめに帰宅した。なんならシャワーまで浴びた。
タンクトップにタスキをまとい、黒色のTシャツをかさね、街にくりだした。
会場では演奏がながれていた。どうせ幕間とかMCで呼ばれるのだろう。
悪目立ちなんてしたくないが、誕生日のさだめだ国民のためだ、覚悟をきめてTシャツのなかに手をいれた。

…結局そんなサプライズはなかった。話題にすらあがらなかった。
カウンターでちびちび飲っていると、べつの友人から、おめメールが来た。携帯をカウンターに置きっぱにして、皆にみえるようにしようかと画策した。
…しかしそんな勇気はない。だいいち、きょうは私の誕生日でなくライブの日なのだ。
演者を敵にまわすと後がつづかない。ここはアフタートークの奇跡に賭けた。

30分後。ふらない雨に顔をぬらした帰りみち。
台風のおとしものか、夜の国道はやけにすずしかった。
でもなぜかしら、肩から腰にかけてレジメンタルにあたたかく、おかげで風邪をひかずにすんだ。
こんどから常時、携帯しよう、そうおもった。
エブリバディたすき。

Read More

母と子

2018/07/29
/ / /
Comments Closed

「坊や、グーをだしてごらん。親指だけをうえに立ててごらん。」
「ん…と…、できた!」
「このポーズ、なんて言うかわかるかな?」
「生いいね!」
「にっ二次元発!」

Read More

夏の魔物 ブラックレーベル

2018/07/25
/ / /
Comments Closed

料理用のワインが切れてて、
買い置きのスパークリングをやむなくあける。
コルクのうえの、金属の栓。これをクルクル、ほどいていくと…
「ポンヌ!」
…抜いてもいない栓が、抜けた。
この喜びを、おじいさんとおばあさんと犬と猫とネズミたちにわけてあげたい(おおきなかぶ)。

肝こそ冷やしましたが、やはり夏は夏。
暑いから、椅子はつくりませんでした。

Read More

Untitled

2018/07/01
/ / /
Comments Closed

明けそうで明けない梅雨、といった具合でしょうか。
雨はすきです。

高校の3年間でほとんど傘をつかいませんでした。
登校をともにする友人が手向ける情けをも拒みつづけ、
となりの女子校で湧いた噂は私の異常さではなく
友人の非情さ(自分だけ傘さして!)ということでした。

いまも雨具はめったにつかいません。
小雨のことは『肌水』と呼んでいます。
「傘さすと逆に濡れる」と、昔もいまも考えています。
空があやしいとき、皆さんは雨具、持ちますよね?
私は逆です。よっしゃラッキー、と思います。

「じぶんがバイクで出かけたときは、雨がふらないことになる」
「あっ、晴れるよ。だって今日チャリだから」
さいしょは冗談で言ってましたが、言い続けているうちに境目がやばくなってきました。
この心持ちを、自分ではちょっと控えめに、『ポジティブ』と称していました。
ある友人はこれを『中二』と言いました。
別の友人は『小二』と言いました。
また別の友人は『妖精』と括りました。

結論めくと寂しいのですが、
ケガや失敗をどう捉えるか、という話だとも言えます。
海中に道を見つけたモーセも、実は究極のポジティブだったりして。
ズブズブっと、ねッ!

Read More

名前引き分け

2018/07/01
/ / /
Comments Closed

わたしの名前はベスト8。

姓も名も、いただいて早37度目の夏をむかえるところです。
役所にいくとわたしは自分の姓を『伊藤』と書くのですが、
耳目になじみのよいこの名前。そうでしょうね全国8指に入る人口ですこのなまえ。

思春期のころは、なんにでもアイデンをほしがって
こんな扁平な名前なんて、と投げすてる窓をさがしていましたが
いまはマジョリティあるある、とかで遊べてるので問題かんじてません。
親戚のような『伊東』さんは全国200位くらい、とうかがっていますが
8位でも200位でも、本人がドコ座りたがってんのか、てことですね。

さて、あるあるの話です。外は天気雨です。
SS(鈴木さん佐藤さん)にはとおく及ばない私ですがやはり、
会う人住む町居る時代、いつでもどこでも伊藤にあえる。
そんな安心感を逆手にとっての卑屈が芽吹き、
だれかと初対面のたびにいつも、ああどうせ、と、そう思ってしまいます。

「このひともきっと『伊藤』なんだろうな」
そして
「このひともきっと僕のこと、『伊藤』だと思ってんだろうな」

人生が伊藤色に染まってしまい、
伊藤以外の価値観をみとめられなくなります。
風呂屋では靴箱、ロッカー、貴重品入れ、すべてに『110』を求めてしまい、
そうじゃない日は湯もぬるいと感じます。

姓も名も、基本的には選べません。
与えられた『運命-さだめ-』を受け入れ、自分のなかに揺蕩う部分をもつ。
それは良いのですが、私の場合は風にあばれた柳糸がまきつき、
もはやセルフ亀甲縛りの状態です。

こんな状況を打破すべく…
あごめんなさい1時10分のお祈りなんで続きは今度。

Read More