雑記

「ライフワークで(地縛霊)やってまぁ〜す♪」

2019/04/03
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深夜の散歩みち。いまはじめて気付いた。
ここ私有地だ。

数年まえに住宅地ができるまで、もっと公道ぽかった。
いまにしても、家々をつなぐメインストリートがつい、私を貫かせてきた。
もちろん自分がわるいんですが…。

明日からはよけて歩く…つもりだが、
おそるべし習慣のちからに、どこまで抗えるだろうか。
いつも左に話しかけてしまう。
誰もいないのに、くしゃみのあと、おどけてしまう。

厚意が好意になり恋になり、愛になり相になり、それがおわって霊になった。
住宅地でなくひとつのでっかい住宅でも、入って出る覚悟だったのに。
そこにドアや窓がなくても、突きやぶるつもりだったのに。

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嘘の方言

2019/02/27
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まちなかで警察装備の展示をやっていた。
制服の試着、白バイの試乗、おまわりさんと交流…市民のこころわしづかみ。

パトカーにも乗れるそうで、特注のトヨタクラウン、「どうですか?」と運転席を勧められる。
予定があったのだが、普通にことわればいいものを、「何度か乗ってるんで(後部に)」と言ってしまう。

そのとき、まちじゅうがピリッ、とした。
ゆうしゃは「ほうべん」のまほうをおぼえた。

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Lie

2019/02/15
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そういや小学生のとき、
『鶏肉をたべたことのないひとは鳥肌がたたない』
っていう言いつたえがあったな。

あれ、いまにして思うに、きっとうそだな。

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まいど馬鹿馬鹿しい話をちょこっと

2019/02/14
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世がダークブラウンに浮かれる今日、2/14。
父からメールがきた。

掃除をした、綺麗になった。
といって画像を送ってきた。
髪型かえた〜くらいの気軽さで送ってきた。
きっと父なりのインスタ的活動なのであろう。

大便ルームの孤独感に耐えかねたせいで、画像をみてしまった。
お墓だった。
私の父は、バレンタインに、墓石を磨いて、その画像を息子とシェアする、インスタ風じじいだった。

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月や月 ニットかぶせる 川面かな

2019/02/14
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先月のこと。
月がきれいだったので散歩をしていた。
のちのちきくところに超月(スーパームーン)だったとのこと。
つきなみに、月のなかに兎をさがす。

きっと…あれが耳だな。
あれが二のうで、あれが爪、あれは袖口であれは襟。
秋もののトレンチをまとう月兎、2018AWのしろい紳士だ。

ハンドメイドのわくわく感で満たされて帰宅、どうやら帽子なくした。
もうあうことないんだろうな…っていう人からいただいたもの。
いただきものだから、ということよりも、
いただいたってこと忘れれてたくらい馴染んでいたのだ。ひどく動揺した。

ミニマル、断捨離、といえばもはや落葉めいているかもだが、
ちょうどここのところ、50シルク以上ある帽子を友人に配布していたところだった。
めがねは(鼻メガネ含めて)20ボーンくらい。
洋服もまあいわずもがなで、ある梅雨時期、高価なジャケットがカビていた。
自分のキャパをこえているな、とこと切れた。
パイプの折れそうなクローゼットには風のすきまなどなく、
そのくせぶ厚いハンガーが、なによりスパイシーだった。

えいや、と意を決した。売ってほって売って、そしてほって。
時間はかかったが、かかった衣類はなくなった。
排水溝の落葉をはらったように、血が水が、ながれはじめた。
脳内でグレーがかったビフォアのクローゼットを、他人のコレクションのように一覧し、呼吸をひとつ。
もちろん正解はないが、じぶんにとってはいまが最高だ。
人生なんていつもそうだ。らったった。

そして今日。帽子が見つかったらしい。
落ちが弱い。じぶんの人生いつもそうだ。あまたの布と決別し再生したつもりで、すっかり忘れていた。
おなじ理由で取りにいかないでいる。でも遺失物係のクローゼットはどうなる。
かなしみはそうだ。いつもだれかの栄養を欲している。うぅむ。

あした、東署、行こう。

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年始マン

2019/01/03
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あけましておめでとうございます。

年始もだらだらと過ごすこと、はや三日。
数日まえには一年間の『何も成さなさ』を悔いていたのですが…
いたのですが、…な現状です。
スーパーの店内で「新鮮な食材を…」というアナウンスを
『贖罪』と誤解する太宰たっぷりな雑煮で好スタートです。

ともあれ事始めにふさわしく、人生ではじめて洗車をしました。
ウォッシャー液が余っていたので、コレでいいやとタメシトテ。
泡立たないのが逆にいま風だよね、と環境気遣ってましたら冷却水でした。
かいつまんで言うと寿司に水つけて食べるようなものです。米ほどけて無効です。
二ラウンド洗車している私にご近所さんも『ご熱心ですね』と感嘆。
私といえばツナギについた緑色を隠し「えへへ」と初笑い(照)。

気をとりなおして給油に。
知らない町でスタンドぽい看板。
すべての車がピカピカ、かつこちらを向いていたので、
自動車販売業かと思いスルーしてしまいました。

墨と紙を買ってきて、書き初めの準備中です。
だいたい毎年、複数個の目標を初めているのですが、
昨年の初めを眺めながら、これほぼ繰り越しだな…と悔いています。

これ読んでるみなさん、
まだ読んでないみなさん、
そのどちらでもないみなさん。
どうか素敵な一年となりますように。
今年もよろしくお願いいたします。

いとう優歌、拝

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としおちゃん

2018/12/16
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宴会シーズン。
お金もとぶが記憶もとぶ。
しかし先日は記憶しかとばなかった。
タダ呑みではない。お金が『増えて』いた。

宴会の翌日のこと。こわごわ財布をあけると、お金がある。
ある…どころではない。きっかり2倍になっている。
脱ぎちらかした革ジャンをひろいあげる。
どうやら返り血はついていないみたいだ。

あつめた会費を着服したとか、
レジに手をいれたとか、
いろいろ考えたけどわからない。

警察にとどけるか?
でも「拾ったんですけどぉ」て財布から金をだすなんて奇天烈だ。
そもそも拾ったかどうかの記憶もない。

指から出血…ギターは弾いたようだ。
が、いや呑んで歌えたためしがない。

コホン。
さすがにおばちゃん待たせてるので、お会計をした。
取り出したその万券は上下でふたつに折られ、となりの札にテープ留めされていた。

何かとものいりな年の瀬の候、
ちょっとでも有る気になろうとした、
数時間前の自分に泣けた。
工作員はここにもいた。

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夢ー夜(ゆめぇや)

2018/12/15
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こんな夢をみた。

15歳、走り屋、不良少年。
平日の夕刻、取材をすべく接触。
紺ブレの襟から収まりのわるい襟足。するどい眼つきとともに怪しく鈍光している。

さっそく本題を投げる。
いぶかしげだった少年の表情が自信に満ち、あかるくなる。

「ナナハン、乗ってんスよ。」
自慢のそれを見せてあげる、と向かったさきはレース場。
少年は走り屋ではなかった。レーシングチームの育成選手だったのだ。
そりゃそうだ。夢のなかでも無免は家裁だ。

ひと気のない長屋のようなピットをくぐり、裏手にでる。
立ちどまる私に少年はニヤッとした。銀色のクロスを勢いよく剥がしあげる。
「バサッ!」
まさかの四輪車だった。

私は仕事そっちのけで、少年にきこえるようにつぶやいた。
「いや車でナナハンて…ほぼ『軽自動車』だから!」
きこえているのか芯がつよいのか、少年はナナハンに乗りこんでエンジンをふかした。

原付くらいのボリュウムだった。
日は完全に落ちていた。

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先週のこと

2018/11/25
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しし座流星群を見に出掛けた。
深夜の3時。工業団地。
あたりを眺めるが同志は居ないよう。

深夜のうれしさは文化祭の準備に似ている。
針山をあるくようにそっと、ナイショを重ねる。
この夜をしらずに眠るひとがどれくらい居るだろう。
対岸にみえる町はもう朝かもしれないな。

防寒はコートのみ。寒い。
1時間は粘っただろうか。
ひとっっっっっつも見えなかった。
流星群を見たことがないから、目が流星慣れしてなかったせいだろうか。
動体視力をきたえて次に備えよう。
仕方がないので、この星すべてが、奥から手前に流星していることにして帰った。

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Untitled

2018/11/21
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コンビニに行く。車を降りてドアを閉めるときパチッとくる。
あぁ今年も来たか、静電気の。
帰宅しても穴にカギあてがうだけでパチッとくる。から帰りたくなくなる。

毎冬おせわになっている、コンビニのおでん。
冷めると困る。いそいそと啜る、口をあてる。
パチッとくる。今年はおでんもだめらしい。
プラスチックの問題はここにもあった。
こんどからお皿、持って行こう。

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