Author Archives いとう優歌

『予定』更新しました。

2022/09/29
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今週末の予定を更新しました。
神戸のパコカパは移転OPENです。

荒いですが、時勢を意識した新曲をお持ちします。
やっぱハロウィンですよね。

また今回の演奏は収録して、
時限的に配布を予定しています。
ナイショでご来訪のかたはマスク厚めで、声が漏れぬようにね。

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2022/09/15
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先々々週のJIRO’sの12周年ライブ。
来てくれたひと、これなかったけど気にしてくれたひと、
そのどちらでもないひと、ありがとうございました。

私はゲストVo.のいでたちで常連さんからすれば
「誰?」だったでしょうね。どうも誰かです。
参加は1曲でしたが多くを学ばせていただき、
つくづく音楽ってミュージックだなぁ、と痛感しました。
しわよせ、だなァ。

今後のイベントでもお目にかかれますように。
経済、回していきましょう。
(政府のガイドラインに従って)

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人は誰しも、ダルシムなのか

2022/09/05
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ヨガの話題を手土産に、リビングで深夜をむかえる。
あらためてヨガってなんぞや、と字引いてみる。
いわく ”ヨガ” の発音はネイティヴに遠いらしい。 ”ヨゥガ” だそうだ現地では。
彼にあやまらないといけない。

彼と格ゲーで出会ったあのころ。
わたしはまだまだ思春期で、いいかっこしたかった。
すべての民草どもが、あまねく、いいかっこしたいものだと思っていた。
だから ”ヨゥガ” っていう彼のことを、
「秘奥義がちなやつ(必殺技の名前をいうときだけ大振りないいかたになる)」として蔑んでいた。
そんなに溜めたらフリーザ様も待ってはくれないよ。東京に行かないほうのオラを思いながら。

よわい犬ほど…とはいうが、やはり多弁な芸術家というのは寡聞におもう。
とはいえ作者没して完成する芸術なんて哲学的なようで、やはりすこし、いやだいぶ、さみしい。
人間それじたいが芸術なのではないのだから。

もともと核のない話がおおきく逸れたが、ダルシムは間違っていなかった。
あの国際色ゆたかな乱痴気騒ぎのなかで、ネイティヴな発音を維持することのむずかしさは想像に難くない。
『Ken likes Masao』すら、マッサーオ、といってしまいいつも悔いているのだ我々は。

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Bleakingfast on Ghibli

2022/07/31
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朝のカフェで。

カウンターの向こう、がっしり目のお姉さん。
私「コーヒー、ラテに変更できますか?」
彼女、マスクの向こうでちいさく笑み、スチーマーを
「プシューッ」てやった。
おソノさんの旦那かと思った。

ラテをいただく。慌ただしいホールに向かって彼女、
「おチビちゃんテーブル拭いてきて。」
おソノさんかと思った。

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ピボット

2022/07/31
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父が車を替えた。
キャンピングカーから、でかいキャンピングカーになった。
コンビニの居抜きはコンビニになることも多いが、父はどうやらコンビニであった。
私が幼い時分から父はキャンピングカーの雑誌を読んでいた。手を離れてやって誇らしい心持ちだ。

ここで一句。
キャンピングカーが
ずっと家の車庫にいる

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2022/07/23
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信号まち。
日陰をゆずりあって、知らないもの同士がちいさな話をする。
結局ふたりとも納まっているから、慣れない記念写真みたく硬くなっている。
陰なのに、木漏れ日が差したみたくやわらかい。

どうだ、世界。
まだまだ人類は、
こんなに距離を縮められるんだぞ。

長すぎる愛着のおあずけに、
味の記憶はうすれてゆくから、
よけいに探してしまう。
たしかに昔、おなじ料理をつついた。
肩をたたきあって笑った。

口と口をつけるのが口づけの由来だ
と知った君は、顔をゆがめた。

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2022/07/18
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わかい音楽仲間と、ばったり会った。
おたがい十台二十代のころから知っていて、
いまや三十代四十代だ。

そんな音楽仲間と、ぐうぜん再開した。
整骨院で。
なるほどこれが三名四名となって、
医療費を嵩上げしているのか。
いつか、いよいよほんとに寝たきりになっても、
協会けんぽには足向けて寝れないな。

「久しぶり!元気〜?」
「…元気じゃあ、ない」
そうゆうのが定番化したりして。

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※センシティブな内容が含まれています

2022/07/10
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最近のニウスを聴いてると、ずいぶん昔、寝込んだときのことを思いだす。

いまなら絵とか壺とか買っちゃうよ、そんな弱りかたである。お熱をはかる。
月あかり/オムロン照らす/8度かな
平熱ひくいので9度くらいの感覚だ。
辛くも意識はシャープ、もっと高いとこはないかナなんて、まさぐる余裕。
そしたら局所が、熱い。

この局所というやつはよく出来たもので、
冬は梅干し、夏はムササビのごとく姿をかえ、
その恒温を守ってきた。
そんな局所が熱いのだ。
色で言ったら赤。テレビの音量で言ったら40くらいである。
ああかわいそうな局所。

「冷凍庫のすみでこごえていた、保冷剤を捨てなくてよかった。」

このときはインフルエンザだったのかな確か。
それこそ今みたく自宅待機してて、
暇だったからセーターの毛玉ちぎってベランダから風に乗せてた。
きっと今ごろ、この街のあちこちで、ちいちゃなセーターが育っているはず。
シルバニアのあの子に似合うかしら。局所にたずねてみる。

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箸も休め休め言え

2022/07/10
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箸置きがすきだ。
箸を置く暫時、というのがすきだ。
いきつけのそば屋では楊枝を枕にしてるから、
マスターがあわてて貸してくれる。
嫌味にうつってないかしら。

箸を置きたくてしょうがない私だ、
だから『箸休め』も箸置きのことだとおもっていた。
お箸さま、どうぞこちらで休んでいかれてください。
『置く』なんて行為でいわないのが実にゆかしい。日本にうまれてよかった。
でもそこは違った。
ことば遣いのはしくれとして、実にはじかみい。スティックでチョップしてやりたい。

箸休めをいただいてるあいだも、箸は休んでいない。
それは臓器のようだ。今体にいえばインフラだ。
『休め』のことばにつつみ隠しているけれど、
24時まで呑ませてくれたバーテンさんは、そこから店じまいをするのだ。
バーテンさんが帰りに寄ったコンビニスタッフさんは、彼よりあとに寝るのだ。
私たちは地球の裏側に紙ひこうきを投げるべきだ。感謝のことばをしたためて。
あと運動会の『休め』もそうだ。生徒の貧血にそなえたアリバイだ。

今日のことわざ。
【箸も休め休め言え】
もぐもぐしながら話すな、てこと。

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